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手羽先と渋滞

作:七寒六温

 この道は、主要道路の1 つなため車が多い。だいたいいつ来ても、渋滞
している。
 この渋滞にイライラしている人間もいる。遅刻しそうだからか、なかな
か車が進まないからか、それとも早くトイレに行きたいからか……
 僕は、名古屋に住んで7 年だが、渋滞でイライラしたことはない。むし
ろ、渋滞を楽しめている。
 僕は、人間でありながら手羽先マンでもあるため、両手に手羽先を持
つことで、自由に空を飛ぶことができる。だから、道の混み具合に左右さ
れることがないのだ。
 えっ?  どうすれば手羽先マンになれるかって?
 それは、僕のように心の底から手羽先を愛し、手羽先に感謝し、手羽先
を思う存分楽しむ事と、人に優しくなる事……
 これができたら、自然と手羽先マンになっているよ。
 あ、そうそう……
 渋滞くらいで、イライラしている人は手羽先マンにはなれないな―。
 人に優しくならないと……
 もちろん、自分自身にもね。

手羽先と渋滞

作品の短評

オケ太郎

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